ARTWORKS

作品紹介

2016年

開催概要

日時:2016年9月14日〜9月18日
場所:清川泰次記念ギャラリ ー(東京都世田谷区)

出展者

阿部順子/阿部真由美/小林一夫/近藤ひとみ/
白井妙子/鈴木登/寺本宏一/

本多久美子/吉成幹雄

第一回 ユズリハ展開催にあたり

私には玉川学園高等部での自由で楽しく学んだ仲間との交流を再びという実現不確実な願望がずーとありました。きっかけは私たちの仲間、鈴木登くん56歳の早すぎる旅立ちでした。

画家として活躍した自慢の友人です。玉川学園高等部の美術室は私たちにとって自由で気ままなオアシスでした。50号のキャンバスは当たり前、自分の絵をいつでも描けるようにイーゼルは立てたまま、たくさんの絵が自由に描ける環境でした。勿論デッサンを描く人、200号で描くと言っているツワモノ、使い古したキャンバスを塗りつぶして使ったり陶芸も織物も野外では木彫を黙々とやっている仲間。そんな美術室に登くんはいつも陣取っていました。懐かしい。

あの頃の仲間としてグループ展をやりたいそんな思いつきからの始まりでした。我々の後輩でもある妹の宮下百子さんのご協力もあり大胆にもグループ展を始動しました。

会費は10,000円。先ずは、ギャラリーをあちらこちらタエ、ヘル、順平で頑張って探すも、登くんとの思い出のある成城学園前にある「清川泰次記念ギャラリー内市民ギャラリー」に決定。ミーテイングは度々成城で。楽しかったな。グループ展に興味のある方を呼びかけ気がつけば9人の仲間が集合です。グループ展のご招待DM、ユズリハのロゴなどは白井妙子さんが全て制作してくださいました。プロ仕様で感謝です。

いよいよ44年ぶりの高等部展、あの頃を思い出しながらの準備。それぞれこの日のために制作した作品のお披露目です。ホッパの指示に従って飾り付けもスムースに配置。みんな、楽しく陳列作業。久しぶりにみんなの作品を見て、かなり良いんじゃないと自信が持てました。毎日沢山のお客様がきてくださり大盛況での開催でした。

何かを表現したい人、デザイナー、人形作家、教師、画家、日曜画家、社長、主婦、絵を描くのが好きな人と、様々な現況のメンバーです。

記・阿部順子